わきがであると気付かないことも
わきが体質である方が、他の人に指摘を受けるまで自分がわきがであると気付いていないことも間々あるようです。わきがの臭いが気になって仕方がない方と比較すると、大きな差があるわけですが、多くの場合には家族全員がわきがであったり、わきがの家族が多いなどのケースのようです。つまり、わきがの臭いに慣れてしまっていて、わきがの臭いはあって当たり前の臭いになってしまっているのです。

かといって、わきがに気付かない方が決して無神経だというわけではありません。人間の鼻は続けて同じ臭いを嗅いでいると、臭いに対して慣れが生じます。例え不快な臭いだとしても気にならなくなってしまうのです。それに臭いの感じ方は個人差が大きいのです。ある人はいやな臭いと感じる臭いでも、ある人は全然気にならないということもよくあるのです。
臭いは順応性が高いものであることを、日常的によくある話で例えてみましょう。にんにく料理などは口臭の原因になる(体臭の原因にもなります)代表的なものですが、食べ始めた時は「にんにくの臭いがキツイなあ」なんて気になっていたとしても、食べ終わってしまうころには気にならなくなってしまうものですね。また、同じにんにく料理を食べた人同士では気にならない臭いでも、他の人にとってはとても嫌な臭いでしょう。
このように人間の嗅覚というのは、案外あいまいなものなのです。自分がわきがであることを気付いていない方が、突然わきがであると指摘されたとしたらどうでしょう。いわれた本人はかなり傷ついてしまうと思います。わきがは病気ではなく体質なのですから、指摘する側も、もし自分がいわれる立場であったらと考え、相手をなるべく傷つけないよう気遣ってほしいと思います。